妊娠線クリームの予防効果|3つの重要成分でしっかりケア
妊娠線は一度できるとなかなか消えません。
出産後にプールや温泉に行った時、妊娠線があると、とても気になってしまいますよね。
妊娠線を予防するには、妊娠線ができやすい肌にしないようケアすることが大切です。
妊娠線ができる原因は、妊娠中の皮膚の急激な伸びだけではないです。
妊娠中は、ホルモンバランスの変化の影響で、皮膚が乾燥し、肌の柔軟性や弾力性がなくなります。
そのため、妊娠中の肌は、保湿成分・柔軟性を与える成分・弾力性を与える成分がしっかり含まれている妊娠線クリームでケアすると妊娠線予防に効果的ですよ。
妊娠線クリームの予防効果|妊娠線を作らない3つのポイント
うるおい成分でしっかり保湿
妊娠線ができないようにするには、妊娠中の乾燥しがちな肌をしっかり保湿することがとても大切です。
乾燥した肌は、妊娠線ができやすいですし、かゆくなって不快が続くこともあります。
そのため、妊娠線クリームは、肌がうるおう保湿成分がたっぷり入っているものを選びましょう。
皮膚に元々含まれる保湿成分であるヒアルロン酸・コラーゲン・セラミド・アミノ酸などの保湿成分が入っているものがおすすめですよ。
美容オイルで柔軟性を与える
妊娠中は、肌が乾燥してゴワゴワになりがちです。
ゴワゴワの肌ってなんか気になりますよね。
肌を柔らかく保つには、アルガンオイル・シアバターなどの美容オイルが入った妊娠線クリームで柔軟性を与えましょう。
アルガンオイルなどの美容オイルには、肌を柔らかくするエモリエント効果があります。
このエモリエント効果で、皮膚からの水分の蒸発を抑えてうるおいを保ち、皮膚を柔らかくしてくれるので、妊娠線ケアができます。
エラスチンで弾力性を与える
妊娠線をしっかり防止するには、肌に弾力性を与えることも大切です。
肌に弾力性がないと、急激におなかが大きくなったときに、肌がさけて妊娠線ができやすくなってしまうんです。
そのため、エラスチンなどの肌にハリを与える成分が入った妊娠線クリームでケアしましょう。
エラスチンは体内にある線維状のタンパク質で、主に、コラーゲン同士を結びつけて網目状に構成する働きをしています。
エラスチンはゴムのように伸縮する性質があり、肌に弾力性を出すために大切な成分ですよ。
ママ&キッズ ナチュラルマーククリームは3つの重要成分がたっぷり
【ママ&キッズ ナチュラルマーククリーム】は、妊娠中の肌質の変化を補ってくれる3つの重要成分がたっぷり入っています。
そのため、ナチュラルマーククリームは妊娠線予防に効果的です。
たまひよやPre-moなどの有名雑誌で口コミNo.1になった妊娠線クリームで、使っている人がとても多いです^^
ナチュラルマーククリームで、妊娠線ができやすいおなか・バスト・太もも・おしりを毎日しっかりケアして妊娠線を予防しましょう。
妊娠線クリームの予防効果|妊娠線ができる原因
原因1:肌が急激に伸びて真皮が裂ける
妊娠中は、おなかの赤ちゃんが大きくなるごとに、おなか自体もどんどん大きくなります。
引用:日本産婦人科学会
特に妊娠後期(8ヵ月~)の胎児の体重増加はとても大きくて、約2ヵ月で2kgも増えるんです。
妊娠中期までは約1kgしか増えていないので、妊娠後期の体重増加がいかに大きいか分かりますよね。
妊娠後期になると、妊婦さんのおへその周りの大きさ(腹囲)が90cm前後になり、妊娠前から平均で25~30cmほど大きくなります。
妊娠中におなかが急激に大きくなると、一番外側にある表皮は伸びますが、伸縮性のない真皮や皮下組織は、その伸びについていくことができずに、断裂してしまいます。
断裂したところから、その下にある毛細血管が見え赤紫色の痕を残します。
これが妊娠線で、出産したあとも稲妻やすいかの皮の模様のように見えてしまうんです。
おなかが急激に大きくなる妊娠後期が一番妊娠線ができやすいので、妊娠線クリームでしっかり予防しましょう。
妊娠線の原因2:肌の乾燥
妊娠中は肌が乾燥します。
妊娠線を予防するには、肌の急激な伸びに対応できるように、皮膚の伸縮性がとても大切なんです。
伸縮性のあるゴムは伸びるけど、乾燥してパリパリになったゴムは千切れやすいですよね。
そのため、妊娠中に肌が乾燥すると、皮膚の伸縮機能が低下して妊娠線ができやすくなるのです。
それでは、妊娠中に肌が乾燥する原因を紹介します。
ホルモンバランスの変化で肌が乾燥する
妊娠すると、エストロゲンやプロゲステロンなど女性ホルモンの分泌が一気に増え、逆に男性ホルモンのバランスが低下します。
男性ホルモンって妊娠中には必要なさそうですが、きれいな肌を保つには必要です。
男性ホルモンには皮脂分泌を促進するはたらきがあるため、男性ホルモンのバランス低下により肌が乾燥しやすくなるんです。
血行不良で肌が乾燥する
妊娠中は血行不良になりやすいです。
血行不良の原因は主に次の3つです。
- おなかが大きくなることによって姿勢の変化や骨盤の歪みが起こる
- ホルモンバランスが変化する
- 運動不足になる
また、妊娠中は、鉄分不足(貧血)になりやすいです。
赤ちゃんに酸素や栄養を送るためにたくさんの鉄分が必要になり、鉄分は赤ちゃんに優先的に使われるからです。
妊婦検診で、貧血を指摘されて、鉄剤を飲む妊婦さんは多いですよね。
血行不良や貧血になると、血管を通して皮膚に必要な栄養が届けられなくなります。
そのため、皮脂の分泌や肌の水分量が減り、乾燥肌になってしまい妊娠線ができやすくなります。
妊娠線の原因3:肌が乾燥すると、柔軟性もなくなる
妊娠中に肌が乾燥すると、皮膚表面は柔軟性がなくなり硬くもろくなります。
そうなると皮膚に浅いひび割れが起こり、皮膚の伸縮性もなくなるので、妊娠線ができやすくなります。
妊娠線の原因4:肌の弾力性がなくなる
妊娠中はグルココルチコイドというホルモンの分泌が増加します。
グルココルチコイドの一種のコルチゾールは3~4倍まで増えるんです。
血中コルチゾール値は妊娠の進行に伴い上昇し, 妊娠末期には非妊時の3~4倍となる.
グルココルチコイドは肌の弾力性を失わせるという働きがあります。
皮膚は新陳代謝により、日々新しく生まれ変わりますが、グルココルチコイドの分泌が増加すると、新陳代謝の働きが抑制され、コラーゲンの生成も抑えられてしまうんです。
グルココルチコイドは線維芽細胞活性(コラーゲン産生)を抑制し,これによって結合組織が減少し,創傷治癒障害が生じ
る.この状態の際に外力や皮膚の過伸展などが生じて結合組織が破綻し,皮膚に線条や萎縮を生じると考えられている.
そのため、妊娠中は肌の弾力性が次第になくなってしまい、皮膚の断裂が妊娠前より起きやすい状態になってしまうのです。
妊娠線の防止は体重コントロールだけでは不十分
妊娠中に体重が増えすぎないようにすることは、妊娠線の予防に効果的です。
でも、肌の急激な伸び以外にも、肌質が悪くなることも妊娠線の大きな原因です。
そのため、妊娠線をしっかり予防するには、劣化した肌質を改善する成分が入った妊娠線クリームでしっかりケアしてあげるのが大切なのです。
妊娠線は一度できたらなくならない
妊娠線は皮膚の奥深くにある真皮や皮下組織の断裂なので、一度できたらなかなか元に戻りません。
美容外科の治療では、妊娠線を消す治療をしている病院もありますが、一回の治療費用が高額です。
その他にも妊娠線を消す専用クリームもありますが、1ヵ月1万円以上するものを何か月も使い続けなけれないけません。
そのため、妊娠中は妊娠線ができないようにしっかりケアすることが大切ですよ。
妊娠線クリームの予防効果|専用クリームは代用品よりも予防効果が高い
妊娠線専用クリームはベビーオイルやボディークリームなどの代用品と比べて予防効果が高いです。
なぜなら、ベビーオイルやボディークリームは保湿目的で使いますが、妊娠線専用クリームは保湿成分以外にも、肌に柔軟性や弾力性を与える成分も入っているからです。
妊娠線ケアする保湿剤はなんでもいいわけではありません。
妊娠中の肌質の変化にしっかり対応してくれる妊娠線専用クリームが必要です。
ベビー用保湿剤と妊娠線専用クリームとの成分比較
ベビーオイルやベビーローションは赤ちゃん用の保湿剤です。
そのため、妊娠線予防に必要な肌に弾力性を与える成分や柔軟性を与える成分はほとんど入っていません。
妊娠線専用クリーム | ベビーオイル | ベビーローション | ベビーパウダー | |
保湿効果 | 〇 | △ | 〇 | × |
肌柔軟性を与える効果 | 〇 | △ | × | × |
弾力性を与える効果> | 〇 | × | × | × |
赤ちゃんはそもそもやわらかプルプル肌なので、柔軟性や弾力性を補う必要なんてないですよね。
ただ、赤ちゃんの皮膚は大人の半分くらいの厚さのため刺激に弱いので、刺激から守るために保湿してあげる必要があるのです。
ちなみにベビーパウダーは、目的が汗の吸湿、放湿のため保湿もほとんどできません。
そのため、妊娠線ケアに特化した専用クリームの方が妊娠線予防効果が期待できますよ。
普通の保湿剤と妊娠線専用クリームの比較
ふだん使っているボディクリームやボディローションを専用クリームの代わりに使う人がいます。
保湿剤としては、ニベア青缶も人気です。
ただ、普通の保湿剤は肌に弾力性を与える成分がほとんどなく、柔軟性を与える成分も少なめです。
それに比べて、妊娠線専用クリームには、コラーゲン・ヒアルロン酸・セラミドなどの潤い成分、肌の弾力性や柔軟性を補う成分がたっぷり入っています。
妊娠線専用クリーム | ボディーバター | ボディークリーム | ボディミルク | ボディローション | ハンドクリーム | ニベア | |
保湿効果 | 〇 | △ | 〇 | 〇 | 〇 | △ | △ |
柔軟性を与える効果 | 〇 | 〇 | 〇 | 〇 | × | 〇 | 〇 |
弾力性を与える効果 | 〇 | × | × | × | × | × | × |
一般的な保湿剤・プチプラの保湿剤では、妊娠線をケアする成分が足りていない場合が多いです。
妊娠中ほど、肌質が悪くなったり、おなかが引き伸ばされたりしないからです。
妊娠線を作りたくないなら、妊娠線専用クリームでしっかりケアした方が効果的ですよ。
ニベア青缶はうるおい成分がほとんどない
ニベア青缶には肌の水分を補ううるおい成分がほとんど入っていません。
ワセリンなどの皮膚を保護する成分がメインです。
そのため、妊娠線をしっかり予防することができません。
しかも、うるおいを補う成分が入っていないので、妊娠中に乾燥してかゆくなってしまうことがあります。
ニベア青缶を妊娠線予防に使って、「かゆくなった」という口コミがたくさんありました。
妊娠中の痒みが治まってきたかと思うと、お腹の皮がむけます。
妊娠2ヶ月半の時点で、すでに全身が痒くて痒くて。
ニベアのクリームを毎日必死に塗っていましたが、
痒みで夜も眠れず本当に参っていました。
引用:Yahoo知恵袋
妊娠線専用クリームと妊娠線専用オイルの比較
妊娠線専用クリームの方がおすすめ
妊娠線クリームと妊娠線オイルの特徴を比べてみました。
妊娠線クリーム | 妊娠線オイル | |
水分 | 〇 | × |
油分 | 〇 | 〇 |
うるおいを与える成分 | 〇 | △ |
柔軟性を与える成分 | 〇 | 〇 |
弾力性を与える成分 | 〇 | × |
オイル系は水分がほとんど入っていないのでオイルだけでは保湿力は不十分です。
また、柔軟性を与える成分が入っていますが、弾力性を与える成分はほとんど入っていません。
そのため、妊娠線ケアには、油分と水分がバランス良く配合された専用クリームの方がおすすめです。
また、オイルはマッサージが必要なので、張りやすい時期には注意が必要です。
【有名な妊娠線オイルを使用した妊婦さんの口コミ】
妊娠線出来ました。
妊娠3ヶ月から使い始め、現在9ヶ月で2本目を使用中です。毎日欠かさず塗りましたが、8ヶ月に入ってからポツポツ妊娠線がでてきました(-.-;)
先生にも妊娠線出てくるの早いね、もうクリーム塗っても意味ないよと言われてしまいました。体質もあるかも知れませんが、残念です。。
引用:楽天
病院で処方されるクリーム
病院で処方されるクリームで、保湿剤として人気なのはヒルドイドクリームです。
皮膚が弱い人は、皮膚科でよく処方されますよね。
ヒルドイドの有効成分は「ヘパリン類似物質」です。
「へパリン類似物質」は一般的な保湿クリームよりも保湿力が高く持続します。また血行促進し、肌の新陳代謝・再生を促すなどの作用があります。
でも、ヒルドイドクリームは薬品なので、産婦人科や皮膚科での処方が必要です。
肌に炎症があったり、乾燥がひどい場合は処方してもらえますが、肌トラブルがないと処方してもらません。
ただ、妊娠線の予防は、妊娠初期の肌トラブルが起きる前から始めて、出産直前まで毎日使わないといけないんです。
そのため、医師の処方が必要なクリームは、毎日のケアにはおすすめできません。
妊娠線予防は専用クリームの方が効果が高い
妊娠線をしっかり予防するには、代用品ではなく、妊娠中の肌質の変化に対応した妊娠線専用クリームの方が効果的です。
妊娠中は、妊娠前に比べて肌質が悪くなりますし、おなかが大きくなります。
そのため、妊娠線予防クリームは、ふつうのボディクリームよりしっかりケアできる成分が含まれているんです。
妊娠線の予防効果|効果的な妊娠線クリームの選び方
肌質の変化に対応できる妊娠線クリームを選ぼう
妊娠線予防の専用クリームはたくさん商品があって、どれを買ったらいいのか迷いますよね。
妊娠中は、肌が乾燥し、肌の柔軟性・弾力性がなくなります。
この3つの変化にしっかり対応できる成分が入った妊娠線クリームを選びましょう。
それでは、具体的にどんな成分が入っていた方がいいのかを紹介します。
妊娠線予防クリーム|保湿効果の高い成分
妊娠線の予防で最も大切なのは、うるおいを与える保湿成分です。
肌が乾燥すると、かゆくなったり、肌トラブルが起きたりして、さらに肌の状態が悪くなるという悪循環になるからです。
ただでさえ、つわりなどで体調不良が続くのに、肌トラブルまで起こしたくないですよね。
そのため、保湿成分がたっぷり入った妊娠線クリームでうるおいを与えましょう。
肌に元々含まれているヒアルロン酸やセラミドなどの保湿成分を補ってあげるのが効果的ですよ。
スーパーヒアルロン酸の効果
スーパーヒアルロン酸は高い保湿効果があり、長時間潤いをキープしてくれます。
ヒアルロン酸の2倍の保湿力があって、肌馴染みがいいです。もちもちした潤い肌になりますよ。
加水分解コラーゲンの効果
コラーゲンは保湿力の高い成分です。
ただし、コラーゲンは分子量が大きく浸透しにくいので、妊娠線クリームの成分には分子量の小さい加水分解コラーゲンがおすすめです。
保湿効果のほかに、皮膚に保護膜を作る効果もありますよ。
セラミドの効果
お肌の角質層の水分を保持しているセラミドを補ってあげるのも効果的です。
セラミドはセラミド1~セラミド5までありますが、人間の肌にもっとも多く含まれているのはセラミド2です。
全体のセラミドの約21%で、高い保湿効果があります。
また、年齢とともに減少するセラミド3も重要で、こちらも高い保湿効果があります。
アミノ酸の効果
ヒトの肌には、天然保湿因子NMFが存在しています。そのNMFの一番のメイン成分はアミノ酸で、40%も含まれています。
NMFは表皮に存在する保湿力の高い成分です。
ちなみに、NMFに含まれるアミノ酸の種類はこちらです。
セリン:20~33%
シトルリン:9~16%
アラニン:6~12%
スレオニン:4~9%
オルニチン:3~5%
アスパラギン:3~5%
グリシン:3~5%
ロイシン:3~5%
バリン:3~5%
ヒスチジン:3~5%
アルギニン:3~5%
リジン:3~5%
フェニルアラニン:3~5%
チロシン:3~5%
グルタミン酸:0.5~2%
ウロカイン酸:3%
引用:化粧品成分オンライン
アミノ酸を直接肌に補うことで、肌の内側に潤いをかかえこむように、外部刺激から肌を守ってくれます。
NMFを構成しているアミノ酸は保湿力も高いですよ。
妊娠線予防クリーム|肌に柔軟性を与える成分の選び方
妊娠中はホルモンバランスの低下で皮脂の分泌が少なくなり乾燥します。
皮脂は、水分の蒸散を防ぎ角質に柔軟性を与えてれます。さらに外部刺激から肌を守る役割もしています。
そのため、皮脂と同じような役割をする美容オイルを含む妊娠線クリームを選びましょう。
アルガンオイルの効果
アルガンオイルは、肌を柔らかくするエモリエント効果があります。
アルガンオイルには、他にも保湿効果と抗酸化作用もあります。
ビタミンEがたっぷり含まれているので、コラーゲンやエラスチンの酸化からもお肌を守ってくれますよ。
カレンデュラオイルの効果
カレンデュラオイルは肌に保護膜を作って、肌を柔らかくしてくれます。
それ以外にも抗炎症作用があり、傷ついた肌の治癒を助けてくれる機能があります。
肌が乾燥すると、肌表面に小さな亀裂が入ることがあるので、乾燥肌にはカレンデュラオイルが効果的です。
オリーブオイルの効果
オリーブオイルの主成分オレイン酸は、人間の皮脂にもっとも多く含まれており肌にツヤとうるおいを与えてくれます。
そして、皮膚に保護膜を作り、肌を柔らかくしてくれます。
オリーブオイルはオレイン酸が多く含まれているので肌なじみしやすいのも特徴です。
シアバターの効果
シアバターには、保湿力が高いステアリン酸やオレイン酸、その他にリノール酸やパルミチン酸などの脂肪酸が含まれていて、肌を柔らかくする働きがあります。
これらの脂肪酸は、人の皮脂と似た成分のため、肌にとてもなじみやすく長時間、保湿が持続します。
妊娠線予防クリーム|肌に弾力性を与える成分の選び方
妊娠中は肌のグルココルチコイドというホルモンの影響で肌に弾力性がなくなります。
皮膚の真皮にはエラスチンという肌に弾力をもたらす成分が含まれています。真皮ではコラーゲン繊維の周囲にエラスチン繊維が配置しています。
コラーゲンも肌のハリに関係する成分なので、少なくなると肌に弾力性がなくなります。
そのため、エラスチンやコラーゲンを補える成分の妊娠線クリームを選びましょう。
加水分解エラスチンの効果
エラスチンは皮膚に弾力性を与える成分ですが、分子量が大きく浸透しにくいのがデメリットです。
このエラスチンを加水分解して低分子化することにより、お肌に浸透しやすくなったのが加水分解エラスチンです。
お肌のハリや弾力性を改善する効果が期待できますよ。
ツボクサエキスの効果
ツボクサエキスに含まれるアジアチコサイドと言う成分はコラーゲン合成促進作用やセラミドが減少するのを防ぐ作用があるので、内側から角質層のバリア機能を立て直す修復効果があります。
そのため、肌の水分保持機能を高めて、肌にハリと弾力を与える効果が期待できます。
また、トリテルペンという成分は細胞死の予防・抑制など細胞を守る働きがあります。
シラノール誘導体の効果
シラノール誘導体は、海外の妊娠線クリームで話題の成分です。
実際に、モナコのEXCYMOLというシラノール誘導体を販売している会社が、『シラノール誘導体で妊娠線予防すると、初産婦で80%、経産婦で65%の人に妊娠線ができなかった』というデータを公開しています。
シラノールに含まれるケイ素は、組織と組織を束ねる力があり、ヒアルロン酸やコラーゲン、エラスチンを肌の上で結びつけることで肌に弾力を与えてくれる効果が期待できます。
葉酸を塗っても効果は期待できない
妊娠線クリームに葉酸が含まれているものがいくつかありますが、葉酸は肌に塗っても妊娠線予防効果は期待できません。
葉酸は細胞分裂を助ける作用があり、肌のターンオーバーを促すと言われています。
妊婦さんは葉酸サプリを摂る必要があることは有名ですよね。
ただし、葉酸の効果は葉酸サプリとして摂ったときのものです。
葉酸は血液中まで吸収されてこそ効果を発揮するのですが、クリームはそもそも角質層までしか届きません。
化粧品は薬機法で「角質層までしか浸透しないもの」と決められているんです。
葉酸はそもそも体に吸収されたあとに、メチレンテトラヒドロ葉酸還元酵素(MTHFR)という酵素によって、テトラヒドロ葉酸に合成されてから、機能を発揮します。
引用:JICA:母子保健改善のための微量栄養素欠乏に関する援助研究
そのため、角質層に葉酸が留まっている状態ではテトラヒドロ葉酸にならないんです。
肌に塗るクリームとして、葉酸をメイン成分に使っているのは妊娠線クリームくらいです。
葉酸は、妊婦さんに良いというイメージがあるからでしょう。
人気の妊娠線専用クリームを予防効果で比較
妊婦雑誌によく掲載されている人気の妊娠線専用クリームの【ママ&キッズ ナチュラルマーククリーム】、【ベルタ マザークリーム】、【AFC マタニティクリーム】の妊娠線予防効果を比べてみました。
ママ&キッズ ナチュラルマーククリームは、他の2つに比べて妊娠中の肌質の変化をカバーする3つの重要成分がバランスよく含まれています。
ベルタ マザークリームは肌に柔軟性を与える成分、AFC マタニティクリームは肌に弾力性を与える成分が不足しています。
そのため、妊娠線予防するには、ナチュラルマーククリームが一番おすすめですよ。
妊娠線クリームの予防効果|ママ&キッズ ナチュラルマーククリームの口コミ
【ママ&キッズ ナチュラルマーククリーム】は、たまひよなどの有名妊婦雑誌で口コミNO.1をとったり、楽天の妊娠線クリームランキングで1位~4位のすべてをとるくらい大人気の妊娠線クリームです。
そのため、ナチュラルマーククリームには、口コミがたくさんあります。
そこで、ナチュラルマーククリームの口コミをamazon、楽天、アットコスメ、Yahoo知恵袋で集めてみました。
良い口コミから悪い口コミまで幅広く検証してみました。
ナチュラルマーククリームは「妊娠線ができなかった」という口コミ
妊娠線予防にお腹に塗ってます。
1日2回でマッサージなしでOKとなっていますが、朝塗るのを忘れがちで夜のお風呂上りだけになってしまうことが多いですが、妊娠8か月の今も妊娠線は出ていません!
夜は胸のマッサージにも使っていますが、伸びもいいし嫌な臭いもないし気に入っています。
最初はニベアとかのクリームでもいいかなーとも思いましたが、
妊娠線ができて後で後悔するのは嫌だと思ってちょっとお値段は良かったけど妊娠線用のこちらにしました。
新生児の赤ちゃんにも安心して使えるようなので、こちらのクリームにして良かったです。
引用:アットコスメ
ナチュラルマーククリームは保湿効果が高くうるおいが12時間以上持続するので、夜1回塗るだけでも妊娠線ができない人がいます。
おなかがしっとりしていて乾燥が気にならないなら、妊娠中期までは1日1回でもいいかもしれません。
ただ、妊娠8ヵ月以降は、急激におなかが大きくなるので、1日2回ナチュラルマーククリームを塗った方が妊娠線をしっかり予防できますよ。
出産間際の者です。
ママ&キッズ ナチュラルマーククリーム使っています!
お値段はちょっと高いですが、伸びもよく匂いもないので、つわりの時も使えました(^^)
妊娠線も今のところできてないです!
引用:Yahoo知恵袋
ナチュラルマーククリームは無香料なので、においが気になる妊娠中も使いやすいんです。
妊娠線は早い人は妊娠初期からできるので、つわり中も使いやすいのは重要です。
出産間際まで妊娠線ができていないから、出産後に妊娠線が出る可能性は低いですよ^^
やっぱりお気に入り
値段がいいので買うとき悩んじゃいますが、二回の妊娠のときに使いました。たっぷり塗ったおかげで妊娠線はできませんでした。そのあとも全身に塗ったり、赤ちゃんに塗ったりとしてますが乾燥もせず、匂いも気にならないので出産は終わりましたがこのまま使い続けていこうと思ってます。買って失敗なしのクリームだなと思ってます!
引用:楽天
ナチュラルマーククリームは、ふつうのボディクリームと比べて、値段が高めなので買う時に悩む人もいますよね。
でも、ふつうのボディクリームよりも保湿成分や肌を柔らかく保つ成分がたくさん入っているので、いい値段がするんです。
顔用の保湿クリームが、ボディ用に比べて、保湿効果が高いけど値段も高いのと同じです。
でも、顔用のクリームとちがって、妊娠線クリームは妊娠中だけの期間限定です。
妊娠線は一度できたらなかなか消えないので、後悔しないためにもしっかり妊娠線ケアしましょう。
ナチュラルマーククリームは「効果なし」という口コミ
産前から使用してます!
使用したのが遅かったため妊娠線はできたけど、ちょっとだけで済みました。
3ヶ月頃から12時間毎に塗ってれば〜と思いました^^;
引用:amazon
妊娠線ができやすいかどうかは体質によりますが、妊娠してみないと分かりません。
妊娠線は、できやすい体質の人は妊娠初期からできる人もいます。
絶対に妊娠線を作りたくないなら、妊娠初期から朝・夜の2回ナチュラルマーククリームで妊娠線ケアする方が効果的ですよ。
妊娠10ヶ月目追記
毎晩塗っていましたが、やっぱり新に妊娠線が出来てしまいました。
一人目よりもお腹が大きい感じはしていたのですが。。。
妊娠線が出来やすい体質、というのは、お腹が大きくなりやすいかどうか、だと思うのですが、やっぱり大きくなってしまえば何をしても出来てしまうものかと。。。(汗)
せっかく高価で口コミも優秀な方を買ってみましたが、
こればかりは体質と思ってあきらめるより他なさそうです^^;;;
引用:楽天
1人目の出産よりも2人目の出産の方が妊娠線はできやすいです。
さらに、前に妊娠線ができていると、その部分は裂けやすくなっているので、妊娠線が増えやすいんです。
妊娠線ができやすい2人目の人は、妊娠初期から1日2回、妊娠線クリームでケアして、さらに体重コントロールして体重を増やし過ぎないようにした方がいいですよ。
妊娠線クリームの予防効果|妊娠線ができやすいタイプはしっかりケア
妊娠線ができやすいタイプとできにくいタイプ
妊娠線はできやすいタイプの人とできにくいタイプの人がいます。
1日1回妊娠線クリームをお腹に塗るだけでも妊娠線ができない人もいますが、できやすいタイプの人は妊娠初期から妊娠線ができる可能性があります。
お腹・胸・太もも・おしりに1日2回たっぷり塗って妊娠線を予防しましょう。
引用:恵比寿美容クリニック
妊娠線ができやすい7つのタイプ
妊娠後に体重が急に増えた人
妊娠すると体重が増加しやすくなります。
理想の体重増加は標準体重の人で8キロ前後ですが(引用:産婦人科診療ガイドライン)、それ以上に増え過ぎてしまう人もたくさんいます。
急激に体重が増えると皮下組織の中にある脂肪細胞がそれに伴って大きくなります。
こうなると、体重増加分さらに皮膚面積が必要になり、皮膚が引っ張られるんです。
おなかが引っ張られすぎると、裂けやすいのはイメージつきやすいですよね。
体重が増えすぎてしまった人は、おなか以外の脂肪も増えているので、妊娠線クリームで脂肪のつきやすい太もも・おしり・二の腕もしっかりケアしましょう。
皮下脂肪が厚い人
皮下脂肪は弾力性が無いので、元々の皮下脂肪が多い人ほど、おなかが大きくなったときに伸びにくい部分が多く、妊娠線も増えやすいです。
しかし、妊婦にとってお腹周りの皮下脂肪は、子宮を温めたり外部からの刺激のクッション的な役割を担っているのである程度は必要です。
妊娠線ができるリスクは妊娠線クリームでカバーしましょう。
胸のサイズが急激にアップした人
妊娠すると、お腹だけではなく胸のサイズも変化します。
乳腺が発達して、その周りに脂肪が付き、平均で2カップ程度大きくなります。
ただ、これは女性ホルモンの影響なので、中には急激にサイズアップする妊婦さんもいます。
胸はもともと9割脂肪なので、妊娠線ができやすいんです。胸もしっかり妊娠線クリームでケアしましょう。
2人目以降の妊娠
2人目以降の妊娠は、子宮が伸びやすく、急激におなかが大きくなりやすいです。
初産婦は妊娠5ヵ月ごろからおなかが目立ってきますが、経産婦の場合、妊娠3,4ヵ月頃から目立ってくることもよくあります。
急激におなかが大きくなるとその分妊娠線ができやすくなるので、妊娠初期から妊娠線クリームでしっかり予防しましょう。
双子の妊娠
双子や三つ子を妊娠すると、赤ちゃんの数だけお腹も大きくなります。
おへその周りの腹囲は単胎妊娠が臨月で90cm前後に対して、双子妊娠は100~110cm程度まで大きくなります。
その分、表皮も引っ張られてしまい、皮下脂肪にも亀裂が入りやすくなります。多胎妊娠の人は、特にお腹のケアが重要です。
妊娠初期から妊娠線クリームでしっかりケアしましょう。
乾燥肌の人
乾燥肌の妊婦さんは、脂性肌の人よりも妊娠線ができやすいです。
なぜなら、肌が乾燥しているということは、柔軟性がなく伸びにくいので、皮膚に亀裂を作りやすいからです。
皮膚表面の柔軟性が高いと、体重増加で皮膚が伸ばされてもそれに合わせて表皮も伸びてくれます。
でも、表皮が乾燥していると、表皮もひび割れになります。
ひび割れている場所の伸びは悪いので、全体的に皮膚が伸びずに妊娠線が強く出てしまうのです。
妊娠前から乾燥肌の妊婦さんは、妊娠線クリームの保湿成分と柔軟線・弾力性を与える成分で肌をケアしましょう。
小柄な人
小柄な妊婦さんは、大柄な人に比べてもともと皮膚面積が狭いので妊娠線ができやすいです。
また、小柄な人は骨盤も小さいことが多いので、赤ちゃんは前の方になって、お腹が前にせり出し皮膚が引っ張られます。
そうすると、妊娠線ができやすくなるので、おなかが急激に大きくなる妊娠後期からは特にしっかり妊娠線クリームでケアしましょう。
妊娠線ができやすいタイプ以外の人も妊娠線クリームでケアしよう
口コミでは「代用品でも妊娠線ができなかった」という人もいます。
ただ、妊娠線ができやすいかどうかは、妊娠中のホルモン分泌量や体重増加量にもよるので妊娠前からは判断できません。
そのため、できやすいタイプ以外の人も、1日1回はおなかに妊娠線専用クリームを塗ることをおすすめします。
その後は、体重や肌の様子を見ながら、回数や塗る場所を増やすと効果的に妊娠線を予防できますよ。
妊娠線クリームの予防効果|敏感肌に効果的なクリーム
乾燥性敏感肌だと妊娠線ができやすい
妊娠前から乾燥性敏感肌の人は、妊娠線ができやすいです。
元々敏感肌やアトピーの人が妊娠中さらに乾燥すると、かゆみや肌荒れが起きやすくなり、掻いてしまうとさらに肌表面が荒れるという悪循環が起きるからです。
肌に優しい妊娠線クリームでしっかり予防
敏感肌の人が添加物や石油成分・防腐剤などが入っている妊娠線クリームを使うと肌荒れやかゆみの原因になることがあります。
できるだけ、無添加・無香料・低刺激な妊娠線クリームを選ぶことがポイントです。
そして、敏感肌の人は、肌に元々ある保湿成分や天然成分がたっぷり入った妊娠線クリームがおすすめです。
刺激が少なく毎日続けやすいので、妊娠線予防効果が期待できますよ。
ママ&キッズ ナチュラルマーククリームは敏感肌にも効果的
ナチュラルマーククリームは、新生児にも使えるほど低刺激な妊娠線専用クリームです。
妊娠線を予防するための保湿成分・柔軟性を与える成分・弾力性を与える成分がたっぷり含まれています。
さらに、肌荒れ防止成分まで含まれています。そのため、敏感肌の人の妊娠線予防に効果的ですよ。