妊娠線クリームの使い方|効果的に塗る3つのポイント
妊娠線クリームは初期から出産まで使おう
妊娠線は初期にできる人もいます。
そして、妊娠線は一度できるとなかなか消えず、消すにはかなり費用がかかります。
妊娠線ができてしまうと、出産後に温泉やプールに行った時に気になりますよね。
妊娠線をしっかり予防するには、初期から出産までしっかり使うといいですよ。
特に、おなかが急激に大きくなる妊娠後期は一番妊娠線ができやすい時期です。
1日2回の妊娠線クリームでしっかり妊娠線を予防しましょう。
量はたっぷり使おう
妊娠線クリームは肌がしっとりするくらいたっぷり塗りましょう。
塗る量はとても重要です。
いくら良い成分の妊娠線クリームを使っても、量を少なく塗ると、効果は小さくなってしまいます。
ただ、妊娠線クリームはふつうのボディクリームより高いし、妊娠期間を通して使うので、一度にたっぷり使うと気になりますよね。
そのため、妊娠線クリームは、大容量のお得用サイズがあるものだと使いやすいですよ。
マッサージ不要の妊娠線クリームを使おう
妊娠線クリームはマッサージしなくても予防効果があるものを使いましょう。
早い人では妊娠中期ごろからおなかが張りやすくなります。
おなかが張っているときに、おなかをマッサージしてしまうと張りを促進してしまいます。
早い時期に張りを促進しすぎると、切迫早産の危険性があるので妊娠線クリームを使えなくなります。
でも、妊娠線クリームは毎日使ってこそ予防効果のあるものですよね。
そのため、マッサージ不要の妊娠線クリームの方が使いやすいですよ。
妊娠線クリームの使い方|いつからいつまで塗るといいの?
しっかり妊娠線を予防するには、妊娠線クリームを使う時期やタイミングが大切です。
効果的に妊娠線を予防するには、いつからいつまでケアすればいいのか紹介しますね。
妊娠線クリームはいつから塗るの?
妊娠線は初期にできる人もいる
引用:コンビタウン
妊娠線は初期にできる人もいれば、中期・後期にできる人もいます。
妊娠初期にできる人は少ないですが、妊娠線は一度できるとなかなか消えないんです。
消す場合は、美容外科で処置してもらうか、消す専用クリームを使うのが一般的です。
でも、どちらも妊娠線予防クリームに比べるとかなり高いんです。
そのため、妊娠線のリスクの小さい初期は、妊娠線クリームで軽めにケアを始めて、後期はしっかりケアするのがおすすめですよ。
出産後に妊娠線クリームが必要な人・必要ない人
出産直後はおなかの大きさが一気に小さくなりますが、妊娠前ほどおなかは小さくなりません。
子宮の収縮に伴い、押し上げられていた内臓や開きぎみの骨盤や腹直筋も徐々に元に戻り始めます。下腹部には、妊娠中についた皮下脂肪がたっぷり残っています。
産後すぐは、妊娠6・7ヵ月くらいのおなかの大きさです。
それから、じょじょにおなかの大きさは小さくなって、産後6ヵ月~1年で元の体形に戻ります。
産後は、おなかのまだ少し大きいですが、これ以上引き伸ばされることはないので妊娠線ができるリスクが一気に減りますよ。
ただ、まだ肌の乾燥が続いているなど肌トラブルがある人は、しっかり保湿してあげましょう。
この場合は、ふつうのボディクリームでもOKですよ^^
産後も妊娠線クリームが必要な人は、「妊娠線ができてしまった人」です。
妊娠線ができるかどうかは、『おなかがどれだけ大きくなったか』と、『ホルモンバランスの変化による肌の乾燥・弾力性の低下』が大きな原因です。
妊娠線専用クリームで、妊娠線を予防すれば、ふつうのボディクリームよりも妊娠線を予防できる効果は期待できます。
ただし、おなかがふつうの妊婦さんより大きくなったり、肌質のひどく悪化してしまった場合は、妊娠線ができてしまう人もいるんです。
せっかくケアしたのに、妊娠線ができてしまったらとっても悲しくなりますが、早めに消すためのケアをすれば薄くなっていく人も多いですよ。
「妊娠線を消えた・薄くなった」という口コミが多いのは、ノコアの妊娠線クリームです。
他の妊娠線クリームはどちらかといえば妊娠線予防用ですが、ノコアは「できてしまった妊娠線をケアする専用ブランド」です。
そのため、もし妊娠線ができてしまった場合は、ノコアの妊娠線クリームでケアするのがおすすめですよ。
妊娠線クリームの使い方|効果的な塗り方ってあるの?
妊娠線クリームを塗る場所
優先順位1位:おなか
おなかは一番妊娠線ができやすい部分です。
妊娠中は赤ちゃんが大きくなるごとにおなかも大きくなりますよね。
『妊娠月と赤ちゃんの体重・身長の関係』をまとめてみました。
赤ちゃんの体重 | 赤ちゃんの身長 | |
妊娠2ヵ月 | ブドウ1粒くらい 約1~4g |
約3~12mm |
妊娠3ヵ月 | イチゴ1粒くらい 約5~12g |
約18~60mm |
妊娠4ヵ月 | レモン1個くらい 約100g |
約16cm |
妊娠5ヵ月 | オレンジ1個くらい 約150g |
約20cm |
妊娠6ヵ月 | グレープフルーツ1個くらい 約350g |
約25cm |
妊娠7ヵ月 | メロン1個くらい 約1000g |
約30cm |
妊娠8ヵ月 | カボチャ1個くらい 約1800g |
約43cm |
妊娠9ヵ月 | 白菜1個くらい 約2200g |
約45cm |
臨月 | すいか1個くらい 約3000g |
約50cm |
参考文献:お医者さんがつくった妊娠・出産の本(日本産婦人科学会 監修)
赤ちゃんは、妊娠6ヵ月まではゆるやかに成長しますが、妊娠7ヵ月ごろから一気に体重が増え、妊娠8ヵ月には体重・身長も増えます。
臨月には赤ちゃんはスイカくらいの大きさになるので、妊婦さんのおなかも大きくなるはずですよね。
妊娠後期になると、妊婦さんのおへその周りの大きさは90cm前後になり、妊娠前から平均25~30cmほど大きくなります。
そのため、特に、妊娠後期は妊娠線クリームでしっかりケアしましょう。
優先順位2位:胸
胸は、おなかの次に妊娠線ができやすい箇所です。
なぜなら妊娠中は女性ホルモンの増加の影響で胸のサイズもアップするからです。
妊娠3ヵ月 | 妊娠5ヵ月 | 妊娠7ヵ月 | 臨月 | |
胸のサイズ | 約2/3カップ以上アップ | 約1カップアップ | 約2カップ弱アップ | 約2カップ程度アップ |
妊娠5ヵ月で1カップ程度、妊娠7ヵ月で2カップ弱アップします。
そのため、胸のサイズアップに伴って、妊娠線ができやすくなるんです。
ホルモンの影響が大きくて、これ以上にサイズアップする人もいるので、胸のサイズが気になり始めたら妊娠線ケアしましょう。
太もも・腕・おしりは体重増加と肌の状態で決める
太もも・腕・おしりは、おなかと胸の次に妊娠線ができやすい場所です。
ただ、太もも・腕・おしりは、妊娠線ケアをしていなくてもまったく妊娠線ができない人もいます。
この部位に妊娠線ができやすい人には特徴があります。
- 体重が増えすぎた人
- 肌がカサカサ・ゴワゴワになった人
妊娠前に標準体重の人が推奨されている妊娠中の体重増加は、7kg~12kgと言われています。
引用:公益財団法人 母子衛生研究会 赤ちゃん&子育てインフォ
でも、これ以上に増えすぎてしまう人もたくさんいますよね。食べつわりなどで、仕方なく増えてしまう人もいます。
体重が増えすぎると、当然太もも・腕・おしりも大きくなります。そうすると、この部分に妊娠線ができるリスクが高まってしまうんです。
また、体重が増えすぎていなくても肌がカサカサ・ゴワゴワになってしまう人がいます。
妊娠中は女性ホルモンのエストロゲン・プロゲステロンの量が増えるのですが、それに対応して男性ホルモンバランスが低下します。
その影響で、肌が乾燥しやすくなるんです。
他にも、妊娠中はグルココルチコイドというホルモンが増加して、肌の弾力性がなくなります。
そのため、妊娠中は肌がカサカサ・ゴワゴワになりがちなのです。
でも、妊娠中の肌の変化は人によって強く出る人・出ない人がいるんです。
肌がカサカサ・ゴワゴワになると、太もも・腕・おしりにも妊娠線はできやすくなります。
肌の変化を感じたら、おなか以外も妊娠線クリームで全身ケアしましょう。
余ったら顔にも使える?
妊娠線クリームを使うのは出産までなので、余ってしまうこともありますよね。
顔は毎日保湿する部分なので、余ったら顔にも使えるといいですよね。
でも、妊娠線クリームは、たっぷり保湿できるように顔用クリームに比べて油分がたっぷり入っています。
そのため、吹き出物の原因にもなるので、顔には使わないようにしましょう。
余ったら、ボディクリームとして使うか、赤ちゃん用の保湿剤として使いましょう。
妊娠線クリームは、妊娠中の敏感な肌にも使えるよう低刺激なので、赤ちゃん用にも使えるものが多いですよ。
一日に塗る回数の決め方
おなかの大きさと肌の状態で決める
妊娠線クリームを一日に塗る回数は、おなかの大きさと肌の状態で決めましょう。
おなかが大きくなるほど、肌がカサカサ・ゴワゴワになるほど妊娠線のリスクが高まるので、妊娠線クリームでしっかりケアした方がいいです。
特に、妊娠後期は一番妊娠線ができやすい時期なので、しっかりケアしましょう。
まだ、おなかが大きくなっていない初期でも肌がカサカサ・ゴワゴワになってきた人は、1日2回の妊娠線クリームで妊娠線を予防しましょう。
妊娠初期の塗る回数
妊娠初期はまだまだおなかが大きくなっていない時期です。
妊娠線クリームは1日1回おなかにだけ塗りましょう。
ただ、肌がカサカサ・ゴワゴワになってきたと感じたら、塗る回数を増やしたり、おなか以外の胸や太ももにも塗りましょう。
妊娠中期の塗る回数
妊娠中期は5ヵ月ごろからおなかが大きくなり始め、妊娠5ヵ月~7ヵ月の3ヵ月で胎児は一気に850g程度大きくなります。
この時期に、体重が増えすぎていたり、肌の乾燥が気になる場合は妊娠線クリームを朝と夜の2回に増やしましょう。
おなか以外もカサカサ・ゴワゴワが気になる部分は、早めに妊娠線クリームでケアしましょう。
妊娠後期の塗る回数
妊娠後期は、もっとも妊娠線ができやすい時期です。
この時期は、妊娠線クリームを1日2回使った方がいいですよ。
ただ、これ以上妊娠線クリームを塗る回数を増やすのは大変ですよね。
そのため、12時間以上保湿効果の続く妊娠線クリームを使えば、1日2回でも肌がしっとりしますよ。
胸も妊娠後期には2カップ程度、大きくなるので、1日2回しっかり塗りましょう。
太もも・おしり・腕は、妊娠前よりどれくらい太ったか、肌がカサカサ・ゴワゴワになっていないかで妊娠線ケアするかどうか判断するといいですよ。
ただ、妊娠線は一度できたらなかなか消えないので、少しでも乾燥を感じたら早めにケアしましょう。
妊娠線クリームを塗るタイミング
お風呂上りは必須
妊娠初期で妊娠線クリームを1日1回しか使わない時期は、夜のお風呂上りに使いましょう。
お風呂を上がった直後は、肌がしっとり保湿されていますよね。
妊娠線クリームは油分も入っているので、お風呂上りに妊娠線クリームでケアすれば、肌の水分を逃がさずしっとり肌が続きますよ。
妊娠線クリームを使うのは、お風呂を出て10分以内、できれば5分以内が理想です。
お風呂を出て10分以上たつと、肌の水分量が入浴前と同じくらいか、それ以下になってしまいます。
引用:PRTIMES
せっかく保湿された肌なのに、時間がたってからケアしたのではもったいないですよね。
肌が保湿されている間にしっかり塗った方が、妊娠線をしっかり予防できますよ。
朝起きた後
1日2回塗るときは、朝起きて着替えるタイミングに塗るといいですよ。
寝起きは体が冷えていることも多いので、寒い時期は冷たいクリームを体に付けるのは憂鬱ですよね。
朝は一度手で妊娠線クリームを温めてからつけると、肌なじみもいいのでおすすめです。
妊娠線クリームの塗り方
妊娠線クリームはこすらずに一方向にやさしく伸ばしましょう。
こすりすぎると、かえって肌荒れを起こしてしまったりと逆効果です。
おなかが大きくなると、太ももの裏側など、だんだん塗りにくくなってきます。
塗りにくい場所は旦那さんに協力してもらいましょう。
おなか
妊娠線クリームをおなかに塗るときは、両手のひらで、こすらないように、やさしくのばします。
おなかをケアするのにはマッサージしなくてもいいタイプの妊娠線クリームがおすすめですよ。
妊娠中期からお腹が張りやすくなるので、マッサージすると張りを促進してしまい使えなくなることがあります。
妊娠線クリームの量は、おなかがツヤツヤ光るくらいたっぷり塗りましょう。
おなかが大きくなってくると、下腹部が見えにくくなるので、下腹部も意識してしっかりケアしましょう。
胸
胸に塗るときは、まずは片方ずつ円を描くように妊娠線クリームをのばしていきます。
その後、胸を下から上に持ち上げるようにクリームをのばしていきます。
胸の妊娠線は、特に、バストの脇あたりにできやすいと言われています。脇の方もしっかり塗りましょう。
太もも
皮下脂肪のつきやすい太ももにも妊娠線ができることがあります。
皮下脂肪は弾力性がなく、伸びにくいので引っ張られると亀裂が入りやすいのです。
太ももは、下から上に引き上げるように、妊娠線クリームを塗っていきます。
内ももも忘れずにしっかり塗りましょう。
おしり
乾燥しやすいおしりにもしっかり妊娠線クリームを塗っていきます。
おしりの下側も忘れずに塗りましょう。
このとき腰回りも乾燥していたら一緒に塗りましょう。
腕
手首から腕の方へ向かってたっぷりと塗ります。
外側・内側ともに、手首から上部に向かって、やさしくなじませます。
塗り終わったら服はすぐに着てもいいの?
妊娠線クリームを塗り終わったら、体を冷やさないようにすぐに服を着ましょう。
でも、クリームのベタベタが付かないか心配ですよね。
そのため、妊娠線クリームは、付けたあとはサラッと肌になじみやすいものがいいですよ。
[妊娠線クリーム/使い方] 専用クリームとオイルの併用
併用すると効果的
肌の乾燥がひどい人や太りすぎてしまった人など、妊娠線が特にできやすい人には、妊娠線クリームとオイルの併用はおすすめです。
オイルだけだと妊娠線ケアには不十分ですが、クリームとの併用なら効果的ですよ。
オイルには浸透力と保湿力があり、水分のある肌になじみやすい性質を持っているので、毛穴の奥まで浸透しクリームが入りやすい道を作ってくれます。
クリーム・オイルを塗る順番
使う順番は、【オイル→妊娠線クリーム】です。
この時使うオイルは、肌に近い成分の入った天然美容オイル(オリーブオイル・シアバターなど)がいいですよ。
特にお風呂上りは、妊娠線クリームとオイルを併用することで保湿力がアップします。
すでに妊娠線がある人は併用がおすすめ
2人目以降の妊娠で、すでに妊娠線がある人は併用がおすすめです。
妊娠線がある場所は、皮下組織が伸びにくいのでさらに妊娠線ができやすいんです。
そして、同じ場所にまた妊娠線ができると目立ちやすくなるので注意が必要です。
この場合は、以前の妊娠線を薄くするケアと同時に、次の妊娠線予防するのがいいですよ。